ホンダでは工場によって日給が異なるため、年収にも差が出てくるでしょう。
もし働く先はどこでもかまわないという場合はできるだけ高い年収が見込める工場を希望すると良いですよ。
ホンダの期間工は工場によって年収が異なる
ホンダの期間工を検討している場合、どれくらいの年収が稼げるか気になるでしょう。
実はホンダでは国内6ヵ所の工場で期間工を募集していますが、勤務先の工場で日給が違うため年収にも差が出てくるのです。
各工場の日給や月収例、年収の見込みを計算しましたので参考にしてください。
工場別の日給や月収例
まず工場別の日給ですが、ホンダでは勤務期間が長くなるほどに日給が200円ずつ上がっていく仕組みとなっています。
工場名 | 勤務期間6ヶ月以下 | 勤務期間6~24ヶ月 | 勤務期間24ヶ月以上 |
パワートレインユニット製造部(栃木県) | 9,700円 | 9,900円 | 10,100円 |
埼玉製作所(埼玉県) | 10,300円 | 10,500円 | 10,700円 |
トランスミッション製造部(静岡県) | 9,700円 | 9,900円 | 10,100円 |
鈴鹿製作所(三重県) | 10,300円 | 10,500円 | 10,700円 |
熊本製作所(熊本県) | 9,000円 | 9,200円 | 9,400円 |
ホンダエンジニアリング(栃木県) | 9,700円 | 9,900円 | 10,100円 |
一番日給が高いのは埼玉製作所と鈴鹿製作所で、低いのは熊本製作所ですね。
続いて各工場の月収例を見てみましょう。
ちなみの月収例は21日勤務、2交替制、残業20時間で計算されています。
工場名 | 勤務期間6ヶ月以下 | 勤務期間6~24ヶ月 | 勤務期間24ヶ月以上 |
パワートレインユニット製造部(栃木県) | 276,400円 | 281,300円 | 286,300円 |
埼玉製作所(埼玉県) | 289,600円 | 294,500円 | 299,400円 |
トランスミッション製造部(静岡県) | 276,400円 | 281,300円 | 286,300円 |
鈴鹿製作所(三重県) | 289,600円 | 294,500円 | 299,400円 |
熊本製作所(熊本県) | 259,000円 | 264,000円 | 268,900円 |
ホンダエンジニアリング(栃木県) | 276,400円 | 281,300円 | 286,300円 |
月収例だけで計算すると埼玉製作所、鈴鹿製作所では年収347万円~359万円が見込めます。
一方、一番日給が少ない熊本製作所では310万円~322万円となるので、埼玉・熊本製作所と比較すると年間37万もの差が出てくるでしょう。
その他の手当
月収とは別に支給される手当もあります。
- 通勤手当(会社規定額)
- 経験者手当(最大10万円)
- 特別手当(一律10万円)
経験者手当は過去にホンダで期間工として勤務した場合のみですが、勤務経験を考慮して支給額が決まります。
特別手当は入社祝金のようなものですが、入社月から翌月末まで9割以上の出勤率がないと支給されません。
欠勤が続くと10万円もの大金を貰い損ねるので気を付けましょう。
満了金の詳細
ホンダは3ヶ月ごとが契約満了のタイミングとなりますが、契約満了者に対して以下の満了一時金を支給しています。
満了期間 | 3ヶ月 | 6ヶ月 | 9ヶ月 | 12ヶ月 | 15ヶ月以降 |
支給金額 | 90,000円 | 90,000円 | 150,000円 | 150,000円 | 170,000円 |
満了金の支給条件は、3ヶ月の契約期間を満了することと、契約期間中の出勤率が9割以上あることと定められています。
条件を満たせば満了金だけで在籍1年目で年間48万円、2年目は年間68万円が支給されることになりますね。
まとめ
ホンダでは働く工場によって日給が異なるので、月収はもちろん年収にも差が出てきます。
一番日給が高い埼玉製作所と鈴鹿製作所勤務の場合は特別手当と満了金を含めると在籍1年目の年収は405万円が見込めるでしょう。
一方日給が最も低い熊本製作所の場合は1年目の年収が368万円と予想されるので、埼玉・鈴鹿製作所と比較すると37万円少ない計算になります。
2018年8月現在熊本製作所では期間工の募集を行っていませんが、募集再開しても特別な理由がなければ給料が良い工場を選ぶようにするのがおすすめです。